(皮フ科編)
 
 アトピー性皮フ炎 院長日記へ→
肘や膝の後ろ、首、目の周りがかさついたり、かゆみが出たりする病気です。
アトピー性皮膚炎の原因は複雑で多くの原因が 関係していると言われています。
例えば、空気中のダニ、ほこり、カビ(カンジダ・白癬)、
花粉、動物の毛やふけ、大気汚染、添加物を含む食べ物、ストレス、そして、誤った情報など多くの因子が複雑に 関係して発症します。

同じアトピー性皮膚炎という病名でも程度の差(非常に軽い人から重症な人)がありますので、その人にあった治療法が必要です。ステロイドの塗り薬は 医師の指導のもと、正しい用量、部位で使えば怖い薬ではありません。同じお薬でも生活習慣・飲む時間・薬の塗り方などを少し変えることで効果を上げることができます。
塗り薬の他、保湿剤や抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤を上手に使うことが大切で、そうした早めの手当てが総量としてのステロイドを少なくする ことが可能になります。
また顔の赤味(成人型アトピー)には、最近はステロイドではなく免疫抑制剤の塗り薬があり、効果を上げています。
また、女性の場合、経過を見ながらお化粧水・乳液・クリーム等を使える様、細かく説明させて頂きます。
→花粉・食物アレルギー(View39検査)

 ニキビ(尋常性痤瘡) 院長日記へ→
ニキビは、青春期のシンボルとして広く知られており、10代の一時期に一過性に発症するものと思われがちです。 しかし、最近では20代~40代の患者も多く見られるようになりました。

<思春期のニキビ>
  主に男性ホルモンの分泌亢進により皮脂の分泌が増加することが原因です。

<成人のニキビ>
  疲労、寝不足、ストレス、脂質の多い食事、便秘など原因は多岐に渡ります。
  女性の場合は、月経周期(ホルモンのバランス)や化粧などが原因で肌のトラブル
  が起こりやすくなります。 抗菌剤・ビタミン・漢方などの内服や外用薬治療、ケミカル
  ピーリング、トレチノイン治療などが有効です。
  ニキビといえども、されどニキビ。一人で悩まず、ご相談下さい。

 蕁麻疹(じんましん) 院長日記へ→
じんましんは人が生きている間に一度はなる病気と言われています。強いかゆみをともなって、皮膚がミミズバレの様になり、数時間以内に消えていきます。しかし、再び同様の事がくり返し起こる病気です。
通常、数日~1週間で治癒します。しかし、慢性じんましんになると1ヶ月以上続くことがあります。また、じんましんだと思っていた湿疹が別のものだという事もあります。
じんましんの原因(食物・薬物・感染・物理的刺激・心因性など)を特定したうえで原因を除去し、飲み薬を選択し、飲むタイミングや食事、生活指導を行います。

 かぶれ(接触性皮フ炎) 院長日記へ→
接触性皮膚炎(かぶれ)は「もの」に触れることによって発生する皮膚炎で、生活環境にある全ての「もの」が原因となり得るといっても過言ではありません。 口紅やお化粧品があわない、シャンプー・トリートメントを変えたり、髪を染めたらかゆみが出始めた、軟膏(塗り薬)が合わないなど、日常でよく遭遇する疾患のひとつなのです。

<かぶれかな?と思ったら>
   医師の診断を受け、原因をつきとめてもらいましょう。使用した商品(成分)自体が
   原因か、または皮膚が弱っていた事が原因かを見極めたうえ、治療していきます。
   化粧品が原因となって湿疹症状が出ている場合は黒皮症になる可能性もあります
   ので、 すぐに使用を中止し、使用しているすべての化粧品を持参しましょう。また、
   今までに使用していた薬や、原因と思われるものがあれば持参しましょう。
   経過を見ながらパッチテストを行なうこともあります。

 水虫 (足白癬・手白癬・爪白癬)、たむし(体部白癬) 院長日記へ→
足の裏がかゆくなってきた、手足の爪の色が白く濁ってもろくなってきた等の症状が出た場合、まず検査をおすすめします。大変簡単な検査で診断を受けることができます。お申し出下さい。全部が全部、水虫ではありません。水虫ににた皮膚炎もあります。
まずきちんと診断を受けましょう。

 <爪水虫の場合>
    塗り薬だけでは治りきりません。抗真菌剤の飲み薬を約6ヶ月飲んでいただくこと
    によって爪を作っている根元から治していきます。薬を飲む場合、血液検査をし
    た上、他のお薬との飲みあわせを考えて治療薬を決定しております。

 口唇ヘルペス(単純疱疹) 


単純疱疹とは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染症です。皮膚や粘膜のどこにでも感染し、ぴりぴりした痛みや違和感とともに水ぶくれ(水泡)やただれ(びらん)を起こします。
風邪で熱が出た後にみられる"風邪の華"("熱の華"ともいう)が口唇ヘルペスです。口唇以外にも顔や体、性器周辺にも発症します。風邪以外にも疲労、紫外線、胃腸障害、外傷、ストレス、老化などの体の力や免疫機能の低下が再発の誘因となります。
赤くはれて水ぶくれができ始める3~4時間前に、くちびるや鼻のまわり、顔面にピリピリ、チクチク、ムズムズなどの再発のきざしがあるため、再発の予感がしたら、あるいは症状が出たら、早い時期に治療を始めるほうが治りも早くなります。治療にあたってはウイルスを退治する抗ウイルス剤のぬり薬や飲み薬を使うことが最も効果的です。

 帯状疱疹 院長日記へ→



帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)と同じウイルスが原因で発症します。子供のころに水ぼうそうにかかると、治った後も水痘ウイルスは、長いあいだ神経の中にひそんでしまします。
疲れやストレスなどでからだの抵抗力が落ちると、そのウイルスが突然暴れだすのです。
皮膚科では良く経験する疾患で、痛みと供に身体の片側に帯状に発疹が出現し神経痛を伴うことが多い疾患です。
帯状疱疹はご高齢の方の病気として知られていますが、若い方や小児にもみられます。
治療はバルトレックスやファムビルなど抗ウイルス剤の飲み薬やぬり薬を使います。
神経痛を残さないためには早い時期での治療開始が大切です。
痛み止めやビタミン剤の内服などを使用します。

 しもやけ(凍瘡) 院長日記へ→


しもやけは気温が5度前後で1日の温度差が10度以上になる時期に起こりやすいとされています。
手足の先によくみられるほか、耳、鼻、ほほなどにもおこります。
ゆびが赤くはれたり、丸い赤~赤紫色の発疹がみられ、かゆみを伴います。
ひどい場合には水ぶくれができたり、ひふがただれることがあります。
しもやけの治療としては、凍瘡軟膏やへパリノイド軟膏外用とビタミンEの内服で、局所の血流をよくする事が大切です。大人だけでなく子供にも起こります。なり易い人は寒くなる前に、早めに内服をスタートし、予防につとめましょう。

 シミ 院長日記へ(シミ)→ 院長日記へ(毛穴)→
通常、皮膚の下層で作られた新しい細胞は徐々に皮膚の表面に押し上げられ、古くなった角質は垢になってはがれ落ち、 約28日の周期で新しい細胞と入れ替わります。これが皮膚の「新陳代謝」です。 ところが、加齢とともに新陳代謝が遅くなり、メラニンを含む 表皮細胞が長くとどまります。さらに、紫外線の悪影響により メラノサイトが必要以上に多量のメラニンを作り、蓄積されて シミとなります。紫外線や加齢の他、ホルモンや遺伝の影響を受けてできる場合もあります。 シミの種類もいろいろあります。きちんとシミの診断を受け、そのシミにあった治療(内服・外用・レーザー・トレチノイン治療など)を受けましょう。
→★美容皮フ科症例★

 脂漏性湿疹 
脂漏部位といわれる、頭・顔・胸・脇などに生じます。顔のTゾーンが赤くなり、皮むけを起こしたり、頭などはフケが多いと来院される事が多いのも特徴のひとつです。
大きなかさぶたが出来たり、じゅくじゅくしたりする事もしばしばです。
原因として皮脂腺の機能異常、ストレス、かび(でんぷうきん)等の関与が考えられております。毎日のシャンプー等の生活指導や内服、カビに対するぬり薬等の処方をしております。


 乳児(脂漏性)湿疹
赤ちゃんの顔や体に出る赤い湿疹の事をいいます。
皮脂腺の多い頬や額、頭などに赤い湿疹ができ、カサカサ・ジュクジュクする事があり、かゆがります。自然に治ることがほとんどですが、かさぶたが赤く、分厚くなって治るきざしがない場合は受診致しましょう。

 とびひ(伝染性膿痂疹) 院長日記へ→
顔や体に水ぶくれ(水疱)ができて、この水ぶくれの皮が破れて次から次へと飛び火の様に移っていくことから伝染性膿痂疹をとびひと呼んでいます。
すり傷・湿疹・あせも・虫さされからの引っかき傷に黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が感染しておこります。 伝染力が強いので、塗り薬だけでなく、内服薬も必要です。
すぐに医師の診察・治療を受け、早めに治しましょう。

 おむつかぶれ
おむつをしている所が炎症を起こして赤くただれたり、赤いブツブツが出たり、ひどくなると皮がむけてジュクジュクしてくる病気です。
尿や便でおしりが汚れ、長時間そのままにしていると発生したアンモニアがおしりを刺激して炎症を引き起こすのです。また、なかなかおむつかぶれが治らない場合は カビの一種のカンジダ菌が原因であることも考えられます。
自己判断せず、まず診察を受け、必要な場合は検査を受けましょう。

 水イボ(伝染性軟属腫)
水イボは接触することによって感染します。 なるべく早い時期に摘み取るのがベストです。
しかし、小学生の高学年までには水イボウイルスの抗体が出来て自然に治ってしまうので、そのまま何もしないでもよいという意見もあります。
水イボを1コ1コ取るという事は確実な方法ですが、痛みを伴うため 当クリニックでは麻酔のテープを貼ってから取るようにしています。 しかし、お肌の弱い乾燥肌のお子様(特にアトピー性皮膚炎のある方)で痒みが強いと、 ひっかく事でますます水イボを増やしている場合があります。 そのような時は、まず塗り薬で肌の状態を整えてから水イボを取るようにしています。
普段からお肌を清潔に保ち、皮フのバリヤー機能を維持する為のスキンケアを 心がけましょう。

 イボ(尋常性疣贅)
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)がよく見られるイボです。
手足によく見られます。小児で足の裏にウオノメのようなものを見つけた場合、ほとんどがイボです。感染しますのでまず、診断を受け、治療を開始しましょう。
一般的には液体窒素による治療(週1回通院)です。少々痛みを伴う治療です。
小児の方や液体窒素による治療に通いにくい方は当クリニックにご相談下さい。
 


COPYRIGHT(C)2005 shimmyo clinic.ALL RIGHTS RESERVED.